Operation ROSEDUST.

国家。
再定義が必要。
理想郷には遠く、破滅郷には振り切れない近未来。
終わりのない息苦しさだけが蔓延する21世紀。@Op.ローズダスト(上)、福井晴敏
イージスにあった問題提起、これが日本だと定義することがいまだできていない日本。
そして北との関係。


また厚くて熱そうな作品だ。
文藝春秋で連載されていたようですが、
クライマックスで原稿用紙800枚分追加されたようです。
福井さんの作品を読むと
政治、経済にあまり関心を持たずその日の暮らしだけしか考えていなく、
自分が今を生きているその裏を見ようともしなかった、
だらだらと自由を食いつぶして生きてきた自分に気づき、
このままではいけない!と感じます。
自分で何が正しいのか考え行動し、
そのことについて責任を取れるそんな大人に自分はなれてきているのだろうか。
とりあえず灰谷さんの太陽の子が読み終わるまでは積んでおきます。